なんかなんとなく

最近つまらない、と思うことが稀にだがよくある。

ぐーぐる先生によると、人間は『身体のリズム』『感情のリズム』『知性のリズム』という3つのバイオリズムで構成されているらしい。バイオリズムと言うと僕は決まってオシロスコープのような一定の範囲内で振幅する曲線を想像してしまうのだが、一体どうやったら観測できるのだろうか。もしもそれが観測できて計算できるのなら犯罪とか自殺とか減るんじゃないのかと思うくらい、僕はリズムに支配されていると今更ながらTwitterのPOSTを振り返り思ったりする。

『感情のリズム』に限定するのなら、僕のそれは電気信号と同じように0と1しかないように思う。なんとなくうまくまわっているときとなんとなくつまらないとき、そのどちらか。喜怒哀楽とは関係の無い別のなにか。なにか食べても、美味いか不味いかしか言えなくて、なにかの作品に触れても、面白いかそうでないかでしか判断できない、そんな0と1。

日常がつまらないと思えてしまうのは自分がつまらないからだと思うようにしている。相対的な幸せではなく絶対的な幸福。さぁ、世界は俺が面白くするんだ! と意気込んでは脳みそフル回転で頑張ってるフリをするんだけれど、結局は僕ひとりだけで空回り。

なんとなくつまらないってのは、世間と歯車が噛み合ってない状態なんだろうと思うようにした。僕だけが忙しく空転してる。まぁでも空転してるのならそのうち噛み合ってうまくまわるんじゃないのかなと楽観的に考えて寝るし、なんかもうそんなことをちまちま考えないリズムが欲しい。僕はもう少し飄々と生きていたい。


仕事中、車で駅前の並木道を通ったら六月の陽射しと木陰のざわざわが綺麗で気持ちよくて、ただそう感じるだけで世界と噛みあった気がした。