2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

スクリプトキディはエンジニアの夢を見るか?

僕は毎日のようにこうやって得意げに文章を書いている。当たり前のように行っているそれは多くの開発者に支えられて成り立っている。文字を入力し変換するための日本語入力システムも、下書きするためのテキストエディタも、キーワードを検索するためのブラ…

ロード

九月十九日に東京にいくことになった。その日は桜木町で嫁さんのお友達の結婚式があって、せっかくだからと三連休を利用して僕も付き添うことにした。新婚旅行に行けなかったので、せめて嫁さんが僕と一緒に行きたがってるディズニーランドに行こうという算…

炉悪趣味

今日は久しぶりに苛立った。苛立って日課であるトレーニングを放り出して『Angel Beats!』と『化物語』を観た。僕は「僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ!」なんてことを考える傲慢な人間だ。何の根拠もないそれは音を立ててよく崩れる。ひとりで受け止め…

下関でずっと借りぐらししてたの

初めてひとり暮らしを始めたのは二十二歳の秋だった。中二から家族みんなで暮らしていた一戸建ての借家を大家さんの都合で立ち退くことになって、ちょうど父親の煙たさ加減もピークだったので、せっかくだからと実家を出てひとり暮らしを始める決意をした。…

とりとめのない初コミケ、その記憶の断片

初めてコミックマーケットに参加したのは二十二歳の夏だった。当時の僕は東京とかアキバとかコミケとかに憧れるはつらつとした引きこもりの青年だった。だいたいにおいて地方に住む僕のような人種は地域格差に劣等感を抱きながら日々悶々とした生活を送って…

凛として出梅

毎年この季節になると嫉妬してしまう。じめじめした梅雨の教室で、六月の陽射しを浴びて少しだけ焼けた肌を露出した夏服の少年少女たちは、一学期の終わりを気怠るそうに過ごしている。外を歩く人は誰もが薄着で、カフェではアイスコーヒーの注文が目立って…

脳内小町

二十代後半既婚男性です。結婚してから、セックスめんどくさい、なんて思うことが多くなった。僕も嫁も子どもは欲しいと思っている。わかってはいるつもりだけれど、ここ数ヶ月、僕から誘うなんてことはほとんどない状態なのだ。セックスが快楽から情に変わ…

だいたいスタチャのせい

土曜日は父の日ということで、嫁さんと僕の家族を交えて久しぶりの外食をした。山の田に『吉平(きっぺい)』という、僕や弟が幼かったときに家族みんなでワイワイやった思い出の焼き鳥屋があって、引越しなんかで最近は全く行かなくなっていたので今回はそ…

世界はそれを愛と、それときっと水が余分だぜ

最近、許せないものがひとつ増えた。僕はゲロゲロの実、いわゆるらっきょうが嫌いだ。それもかなり。あの日の思い出があまりに鮮やかに脳裏に焼きつき、今でも臭いを嗅ぐだけで嗚咽してしまう。そういった経緯があって、僕がどうしても許せない食べ物は長ら…

ほんとにあった怖い反語

納豆の臭いが嫌いな嫁は食卓で僕が大好きな納豆を食べる事を禁止している。飽食の時代に保育士である嫁は食育などという難しい話をする。食べ物を選ぶ権利だかなんだか知らないが、なんでもモリモリ食べて好き嫌いはしないに越したことはないと僕はそう思う…

荒川智則について

僕はtwitterにアカウントを登録してから丸三年といったところか。実際には2007年5月20日に登録後、初POSTで「豆ごはん食べた。」とだけ書き残し数ヶ月失踪したのち2007年11月から本格的にツイートを開始している。当時の僕はtwitterの仕組みや面白さがよくわ…

『スラムオンライン』

スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))作者: 桜坂洋,toi8出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/06/09メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 113回この商品を含むブログ (287件) を見る Aボタンをクリック。ぼくはテツオになる―現実への違和感を抱えた大学…

『ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説』

ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫)作者: 十文字青,ま@や出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2009/07/18メディア: 文庫購入: 28人 クリック: 522回この商品を含むブログ (76件) を見る ラブラブ光線絶賛放射中な妹―うずみ(♀)。 元・天才美少女、自…

月経二日目

「おなかがいたい」ときどき嫁はそんなことを言い出す。ようするに月経のことである。その苦痛がどれだけのものか男である僕には一生わからない。相当にヤバいというのはなんとなくわかるし、実際、相当にヤバい。我が家ではまず月経の詳細な報告からはじま…

夜は短しカシュれや青春

父は毎日晩酌をして当り散らすような人である。ペットである亀の餌を与えることを忘れた日には「亀はお腹が空いてもお前らのように喋ることが出来んのぞ!」と家族全員正座で説教をされて、翌日にはその記憶が綺麗さっぱり本人から抜け落ちているというよう…

『とある飛空士への追憶』

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)作者: 犬村小六,森沢晴行出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/02/20メディア: 文庫購入: 58人 クリック: 1,450回この商品を含むブログ (449件) を見る 「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァー…

『とらドラ!』

とらドラ!1 (電撃文庫)作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2006/03/25メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 416回この商品を含むブログ (535件) を見る 桜舞う四月。高校二年。新しいクラス。目つきは悪いが普通の子、…

『紫色のクオリア』

紫色のクオリア (電撃文庫)作者: うえお久光,綱島志朗出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/07/10メディア: 文庫購入: 89人 クリック: 2,154回この商品を含むブログ (294件) を見る 自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持…

なんかなんとなく

最近つまらない、と思うことが稀にだがよくある。ぐーぐる先生によると、人間は『身体のリズム』『感情のリズム』『知性のリズム』という3つのバイオリズムで構成されているらしい。バイオリズムと言うと僕は決まってオシロスコープのような一定の範囲内で…

2010年06月02日のツイート

@okinao2: 首相とか幹事長とかが辞任するたびにエインフェリアにして疑惑の土地みたいなアーティファクト売り飛ばしたらコスト削減と財源確保でマニフェスト達成じゃないですか。2010-06-02 16:04:53 via P3:PeraPeraPrv @okinao2: 児童ポルノで逮捕者とかい…

僕と図書室とラノベ

たしか通っていた小学校の図書室で、僕はそこで本を読むことを覚えた気がする。僕が一年生になると同時に出来た新しい学校の新しい校舎で、中庭の見える二階に図書室があって、とても居心地のいい場所だったのを覚えている。図書館ではなく図書室なので蔵書…

『ある日、爆弾がおちてきて』

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)作者: 古橋秀之,緋賀ゆかり出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/10メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 216回この商品を含むブログ (352件) を見る 「人間じゃなくて“爆弾”?」「はい、そうです。最新型ですよ…