話数単位で選ぶ、2014年TVアニメ10選
2014年のTVアニメ、クール別全話視聴作品数は冬4本・春8本・夏13本・秋21本でした。冬と春はエオルゼアでリアルモンクをやっていた関係であまり記憶に残っていません。社会人になるとどうしてもアニメとゲームの時間はトレードオフになってしまいがちですからバランスのとれた食生活を心がけていこうと思います。そんなわけで今年見たアニメのまとめです。
話数単位で選ぶ、2014年TVアニメ10選: 新米小僧の見習日記
ルール
・2014年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ（再放送を除く）から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
シドニアの騎士
第2話「星空」
山野栄子のそれは、おそらく断末魔の叫びと呼ぶにふさわしいクオリティであった。今後この叫びをリファレンスとしてオーディオ機器選びの際、ひとつの指標としたい。
繰繰れ! コックリさん
第1憑目「人形少女・ミーツ・コックリさん!」
かつて城宮椛は自分が人形であることを否定した。びんちょうタンは手間暇かけて今日もご飯がおいしいですとスローライフスローフードを提唱した。そして市松こひなは自分が人形であることを自嘲気味に自称し、カプ麺のチープなクオリティがたまらないといった。市松こひなは超絶にかわいい。
弱虫ペダル
RIDE.33「ヒメなのだ」
あなたの周りにもし巨漢の先輩とメガネの後輩がいたなら想像してほしい。その先輩と後輩が一緒になって田村ゆかりを熱唱しながら仕事や部活や学業に励んでいるところを。どうだろう、私は狂気しか感じなかった。そんなわけで、田所先輩が「ヒーメヒメッ！ ヒメッ！ ヒメッ！」と絶唱しながら自転車でヒルクライムをするシーンがおそらく1期全38話中最大のハイライトであることを確信している。
ご注文はうさぎですか?
第5羽「ココアと悪意なき殺意」
地球生命の維持になくてはならないもの、それは大量の水であり澄んだ大気であり降り注ぐ太陽エネルギーであり、そしてなにより良質の日常系アニメである。もはや我々はこころぴょんぴょんせずにはいられない。日常系アニメは素晴らしい。この場所にはなんの悪意もなく、ただただ可愛い女の子たちがショーケースに綺麗に陳列されている。高級菓子折りのようなそれを眺めているだけで、私はまた明日からの一週間を、社畜として過ごす一週間を、生き抜く活力が湧いてくるのである。そんな生活に問題があるとすれば、父のために必死にバイトをしてプレゼントをしてくれるリゼのような良き娘は現実には妻との間には生まれてこないということであるが、作品世界の彼ら彼女らもおそらく誰かがセックスして出来た生命体であることを考えると、人間というのは心底自分の見たいものしか見ない生き物なのだなということを思い知らされる。
selector infected WIXOSS
Episode08「あの契は虚事」
アニメ3話切りなんて風潮がある。しかしWIXOSSに限っては8話まで見てみるとまた印象が変わってくるのではないだろうか。あやねる出てるからという理由だけで見始めたアニメではあったが、これがなかなか大変陰鬱なシナリオでお気に入りである。
ヤマノススメ セカンドシーズン
二十合目「ここなの飯能大冒険」
12月14日に行われた衆議院議員選挙で与党の自民、公明両党が325議席を獲得し定数の3分の2を上回った。我が山口4区は相変わらずの無風選挙で、選挙速報開始直後に安倍晋三が当確する様はもはや「なのは完売」のような様式美すら感じてしまう。僕が安倍政権に望むことは、ここなちゃんとここなちゃんのお母さんが今後も健やかに安心して暮らせる国づくりを心がけてほしいということ、ただそれだけである。
ラブライブ! 2nd Season
#8「やりたいことは」
諸君、私はデブネキが好きだ。常に上から目線で語ってくるウザい猛虎弁が好きだ。公表スリーサイズとは全くかけ離れた太ましいプロポーションからドスドスという効果音が聞こえてきそうなステージでの立ち振る舞いが好きだ。ホーローケトルブーちゃんでお茶を淹れるダブルミーニング的なセンスが好きだ。そもそもスピリチュアルデブという語呂が好きだ。地元のアニメショップでグッズの入荷数があきらかに少ないところが好きだ。μ'sのメンバー8人全員かわいいところが好きだ。諸君、私はデブネキが大好きだ。
健全ロボ ダイミダラー
第六話「登場!ショウマとキリコ」
神はこの世界を創造したとき、はじめに「乳首が見えるアニメ」をお作りになられました。しかし愚かな人間は青少年の健全な育成のためというよくわからないお題目を掲げてこれを覆い隠してしまいました。この行為にお怒りになった神が新たにこの世界にお遣わしになられたのがリカンツ=シーベリーであったと伝えられています。
Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
#00「プロローグ」
ネット黎明期に思春期を過ごした我々老兵の使命はFateのような素晴らしい作品をその当時の情景を踏まえた上で自分の言葉を使って後世に語り継ぐことであろう。かつて隆盛を誇った無料ホームページスペースは軒並みその姿を消そうとしている。その有象無象の中にFateに関するものも大量に含まれていたことだろう。Fate/stay night発売から10年目の2014年に新作アニメとしてこの作品を視聴することが出来るというのは本当に感慨深いものである。
グリザイアの果実
第七話「幸せの手紙」
かつて「パンツじゃないから恥ずかしくないもん！」というメソッドが流行った時期があった。なるほどパンツではないから恥ずかしくないのは当然だと首肯するのだが、しかそれは「パンツだったら恥ずかしいもん！」というアンチテーゼになってしまっている。それではダメなのだ。主人公が不可抗力によって女の子のパンツを拝み、黄色い悲鳴とともに殴り飛ばされるという予定調和は少年漫画にこそ相応しいと思うが、猫も杓子もそればかりではうんざりしてしまうというものである。私立美浜学園ではひたすらパンツが見える、しかし主人公もヒロインもそれに対して特にリアクションをしない。なんと素晴らしい世界であろうか。しかもお漏らしからのブルマ生着替え、なんだこのクラス委員長は、完璧超人か。しかしそれでも乳首が見えない。これでは神はまたお怒りになられるだろう。
おわりに
他には、ログホライズン2でシルバーソードのギルマスの長台詞のシーンがわりとよかったです。来年はもう少し記憶に残るように一言メモ程度でもアニメの感想を残せたらなと思いますが果たして。だいたいこんな感じ。
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