話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

そもそも2017年のアニメ総評なのに年内に書こうとするから焦るんですよ。
KOTYだって3か月くらいかけて選評してますし、あれですよ、すいません遅くなりました。
例によってメモとかなにも残してないので録画データを漁りながらいきますっ!

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選: 新米小僧の見習日記
ルール
・ 2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

幼女戦記

1話「ラインの悪魔」

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どうせ幼女がイチャコラ戦うアニメと思っていたら、実弾と魔法と塹壕戦と悠木碧、最高かよ。モノローグを悠木碧のままにしたスタッフに拍手。魔法の発動シークエンスがよさげな第一話を選びました。あと、ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフはエドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世とあわせてソラで言えるように練習しておきましょうテストに出ます。

小林さんちのメイドラゴンのCM

fhana「青空のラプソディ

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ボーカルの顔が気になりすぎて本編が全く入ってこなかったので選びました。悪意はないです。本当はカンナちゃんがいかにムチムチしていて可愛いかを語ろうと思っていたんですけど、今年から積極的にCMをカットしない方針にしたのでCMも含めてアニメ作品ということで勘弁してください。

この素晴らしい世界に祝福を!2

9話「この不浄な温泉街に女神を!」

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第一期と違って随分とキャラデザが変わったように感じたけれど、いい意味で肩の力が抜けていて、ある意味でこのすばを象徴するような作画になっているのが非常に好印象。そういった観点でいけばオープニングは珠玉の出来。本編ではアクシズ教徒の「悪魔倒すべし、魔王しばくべし」のシュプレヒコールが出てきた9話をチョイスしました。

冴えない彼女の育てかた♭

7話「リベンジまみれの新企画」

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主人公も視聴者もここでようやく加藤恵がずっとメインヒロインであり続けていたことに気付かされる。blessing softwareが真の意味で動き出そうとする前夜の二人の心の動きが丁寧に描かれている。特に恵の感情を携帯電話という小道具で表現したシーンは非常に素晴らしく、そのことについてはid:foxnumber6の第六の絶滅に詳しいので参照されたい。 foxnumber6.hatenablog.com

エロマンガ先生

12話「エロマンガフェスティバル」

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2クールが当たり前だったアニメ作品のそのほとんどが1クールになって久しく、ただでさえ話数の少ない中で消化不良に陥る作品が多い中近年ここまで清々しくファンのための最終話の使い方をしてくれた作品があったであろうか。実質最終話は11話で、もう一話をどうするつもりなんだと思っていたら、無駄にエロいを通り越して無駄なエロいとはさすがである。このように本来ブルーレイの特典OVAとしてやってそうな話のオンエアをどんどんお願いします。

ゲーマーズ!

6話「ゲーマーズと全滅ゲームオーバー」

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すれ違い青春錯綜系ラブコメここに極まれり。普段アニメを繰り返しみない私ですら10回以上見返したシーンなので、全国のアニメ好きのおっさんたちはニヤニヤしながら100回は見ていることだろうと思います。ヒロインへの告白シーンの五竦み、ぜひADVのザッピングシステムで体験したいです。本当は星ノ守千秋と石見舞菜香の尊さが際立った11話を書こうと思っていたんですが、それはまぁ来年あたり石見舞菜香の仕事が減っていなかったら書くことにしましょう。

メイドインアビス

13話「挑む者たち」

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ゼーガペインが6話からならメイドインアビスは10話からなのかもしれません。マルルク見てクネクネやってたあたりが10話で名実ともに奈落の底に落とされる感じが最高にファンキー。わたしは六層の上昇負荷シーンからの一連がある最終話を選びました。キャラデザで敬遠して結構見てない人が多くて、珍しく布教活動をして数人ほど泣かせました。2017年に入って初めてサントラが欲しいと思わされた作品でした。映画音楽もそうですけど、いいアニメたらしめているのはいいサントラなのだと思います。

異世界はスマートフォンとともに。

10話「海、そしてバカンス。」

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クソゲーに対するKOTYがそうであるようにクソアニメもまた我々クソアニメ信奉者によって供物へと昇華されているのである。2017年におけるクソアニメはなにかと問われれば迷うことなく異世界スマホであり、第何話かと問われれば迷うことなく第10話なのである。ハーレムアニメでは定番のしかも一番力をいれるべき水着回のはずなのにシコリティーのカケラもない肢体とデザインは童貞が集まって三日で作りました感があって非常に親近感が湧きます。

宝石の国

7話「冬眠」

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話数単位で選ぶと銘打っておきながら、その実どうしてもアニメーションとしての魅力が特出しすぎていて作品全体を語りたくなる、そういった類のものが毎年一、二作品はあって、当然そういった評価であるからしてさていったい第何話を選ぼうかと迷って迷って迷ったあげくに斜に構えた選評をしてしっくりこないでいます。本来であれば宝石が砕ける瞬間こそがこの作品のキモであるように感じるのですが、しかしながら市川春子作品のエッセンスが冬眠のシーンに詰まっているような気がします。

少女終末旅行

5話「住居/昼寝/雨音」

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また新たな雰囲気アニメが生まれてしまったかくらいに思って見ていたのですが、スピーカーから出てくるSEに聞き惚れてしまいました。環境音に注目できる作品なんて近年あまりなかったように思います。音楽のジャンルに環境音楽アンビエントミュージックというのがあって、その始祖であるブライアン・イーノを意識してるのかと思ったんですけど、音が生々しくて妙にリアルに感じてそこがほかの作品にはない魅力になっているのかもしれません。実際BGMが流れている時間も少ないようで、少女と荒廃した超構造物にケッテンクラートのエンジン音がマッチして、終末旅行の名に恥じない仕上がりになっています。そこで環境音の王様こと雨を主題にした5話をチョイスしました。この作品は特殊エンディングが多くて、その中でも特にお気に入りです。とか適当に書いてたら記事がありました本当にありがとうございました。 realsound.jp

以上、甚だ簡単ではございますが2017年の総括とさせて頂きます。

2018年も素晴らしい作品に出会えますように。

おまけ 2017年TVアニメソング3選

Maybe the next waltz

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Lupinus

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サタデー・ナイト・クエスチョン

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