2018年夏アニメ感想

今期見るアニメのタイトルにしろ今日飲む酒の銘柄にしろ、FANZAでセールになってる動画のレビューとサンプルをかれこれ一時間眺めながらおちんちんいじってるんだけどなかなか今日の一本が決まらないヤツにしろ、最終的な選択に先入観が一切関与しないなんてことはないだろう。どうせデモンズソウルと似たようなものと思ってやらなかったBloodborneは超面白いし、チューハイなんて邪道と思っていたのにレモンチューハイ超美味しいし、年齢を重ねればなおのこと今までの経験が足かせとなるのはもったいないと気付く。しかし先入観をなくして無作為に選ぶほどの5,000兆円は与えられていないのもまた事実であって、結局のところ他人のレビューとパケ写はまったく参考にならないので自分を信じてエロVRを買うしかないです。

そんなわけで前期見ていたアニメの感想です。

ヤマノススメ サードシーズン

毎度のことながら、ここなちゃんとここなちゃんのお母さんの幸せを祈ることしか今の僕には出来ない。とにもかくにもED曲である『色違いの翼』が素晴らしすぎる。今作はあおいとひなたの関係を丁寧に描くことに始終してるような雰囲気で、そういったシナリオやシーンと相まって一話見終わるごとにアンニュイな気持ちにさせられる。「なんで地球が丸いか知ってる?」「この場所に帰ってくるため」という曲中の月並みな掛け合いもあおいとひなただからこそぐっとくるものがある。前二作品に比べて派手さはなく、ぬるりと最終話まで進んだ感はあるが、サードシーズンにヤマノススメの真髄が詰まっている気がしてならない。

はたらく細胞

人間の免疫系はすべてたけしの万物創世紀で教わった世代にとって、一度は妄想した世界がそこに広がっていた。昨年あたりから能登麻美子のキャスティングが目立つようになってきてウィスパーボイス大好きおじさんとしては非常に喜ばしいことである。「おまたせしました! 本日分の能登麻美子になります!」とかでも全く問題ない。というかハイレゾヤミ帽のとある部分をA-Bリピート再生したいので配信お願いします。

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

さすがに見渡す限りの異世界転生モノというご時世に友人たちも辟易しているし、玉石混淆というよりは有象無象というほうがしっくりくる状況である。かくいう私はしかしどうしてこのジャンル、意識して視聴するようにしている。理由はだいたい100個くらいあって、ひとつめはヒロインがエロいこと、ふたつめはラッキースケベがエロいこと、みっつめは別に見なくていいかななんて思っていること、ようするに一杯やりながら適当に見るのにちょうどいいのである。虚無の酒を飲みながら虚無のアニメを見る、そんな贅沢な時間は神クソアニメがあってこそである。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト

わかります。冒頭5分も見れば、幾原邦彦っぽいアニメという感想が自然と出てくるだろう。もっといえば少女革命ウテナを女性キャラのみでやりましたと説明したほうがしっくりくるアニメ、要するに駄作である。 アタシ再生産というよりは津田健次郎再発見というほかない。

ちおちゃんの通学路

ギャグ漫画アニメに小見川千秋が帰ってきた。

ハイスコアガール

50円玉が並んでいる、たったそれだけの光景で泣けるアニメが存在していいのだろうか。ずっと田舎に住んでいる。東京への憧憬しかない。だけど地方も都会も猫も杓子も筐体に50円玉を並べて順番待ちをしていたんだと知ったとき、肌で体感した90年代の、あの時代のゲームセンターの熱狂が本物だったと知ったとき、僕はそのときはじめておっさんゲーマーの端くれになれた気がした。僕も矢口春雄もアーケードゲーム、とりわけビデオゲームカンブリア爆発とでもいうべき幸福な日々を過ごした。ただひたすらにゲームをプレイしていた。あの頃の無垢で純粋な、ひたむきにフラワーキックを出し続けた日々に戻るにはいささか歳をとりすぎてしまった。

あとはハッピーシュガーライフとかISLANDとかはるかなレシーブとかあそびあそばせとか見ておきたいですけど、いまちょっとソウルキャリバーⅥ買ってソフィーティアのパンツ、下から見るか横から見るかってあたりで忙しいです。

だいたいこんな感じ。