【攻略】住信SBIネット銀行の『スマートプログラム(仮称)』
預金者は周知のとおり、住信SBIネット銀行が2016年2月から予定している『スマートプログラム(仮称)』はコンビニATMでの入出金手数料がいつでもほぼ回数制限なく無料で使えて、さらに月3回まで振込手数料無料という既存サービスを、顧客をランク付けして無料回数に制限を設けるという、いつぞやの新生銀行を彷彿とさせる大改悪である。
しかしながら、新生銀行とはランクアップ要件がわりと緩いのでそこらへんを攻略することで少ない資本で月7回までは振込手数料無料を叩き出すことが出来る仕様になっていることに注目していきたい。
<表:優遇内容の詳細>
ランク | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|
お預入れ無料回数 | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
お引出し無料回数 | 月15回 | 月7回 | 月5回 | 月2回 |
振込手数料無料回数 | 月15回 | 月7回 | 月3回 | 月1回 |
<表:ランクの判定条件>
ランクの判定条件を見る限りにおいて、以下の4点が比較的攻略しやすい。
- 月末残高1,000円以上
外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
1については総預金残高に対してなので2と3の条件と重複する。たとえば10ドルくらいを円で買って預金しておけばよい。SBIハイブリッド預金の月末残高あり
簡単にいえばSBI証券の口座とSBI銀行の口座を紐づけて運用できるというもの。したがってSBI証券に口座がない場合は新規開設しなければならない。ゆうちょ銀行→SBI証券→SBIハイブリット預金→SBI銀行という経路で千円未満の端数処理が出来るようになるのでランク云々にかかわらず開設しておくと便利。SBIカードの振替口座指定
クレジットカードの振替口座をSBI銀行の口座にしてくれというもの。したがってSBIカードに入会しなければならない。国際ブランドはマスターカード。レギュラー会員は永年年会費無料。カードが手元に届くまでわりと時間がかかる。
以上でひとまずランク3の条件はクリアできたと思いますが間違っていたらご指摘ください。
しかし、ネット銀行安住の地と目した住信SBI銀行がこうもあっさりと陥落してしまって、もはや我々はソニー銀行に頼って同社のバランスシートをさらに不格好にするしかないのでしょうか。